京都 ヨーガとお母さんの会 

会のお知らせと日常のヨーガを綴っています。

子育てとアーサナ(坐法)

立秋を過ぎて少し涼やかな気配が出てきましたね。秋の物寂しい感じが大好きです。まあ、そうは言ってもまだまだ夏の暑さは続きます。そんな中、ちょっと暑苦しい(かもしれない?)話をしたいと思います。

 

子育て。赤ちゃん~トイレが自立できる3歳くらいまではお母さんは大変です。

子どもがトイレまでついてくるので落ち着いてトイレに入れなかったり、ご飯を作ろうとすると泣こうとするので作れなかったり、外出しようとなると子どもに必要な着替えや飲みもの、タオルやら玩具やら雨具やらなんやら用意して、それから自分の身支度をして、やっと外出できる!と思ったら子どもがおしっこを漏らしたり…(そこからまた着替えさせて、拭き掃除して…といつ出かけられるのかよく分からない状況になったり)。

とにかく人間の生理的欲求の領域まで子どもがいるので、非常に辛い時期と感じる方も多いと思います(まあオムツが取れるくらいまでですけどね〜)。

 

わたし、そんな状況の時「これはアーサナだ!」と思いました。

アーサナというのは坐法と訳され、瞑想に長時間座ることに耐えられる心と身体を作るためのポーズです。完成のポーズを保持して呼吸に集中しますが、そのときに体が硬かったりすると「つらい~やめたい~」という気持ちが出てくるのです(と言ってもそんなきついポーズではないのでご安心を♡)。そんな思いが出てきたときにはチャンスなのです。

アーサナはただの運動ではありません。呼吸によって普段の心を穏やかに、物事に動じない心へと変容させていくのです。「つらい~やめたい~」という思いにではなく、呼吸にひたすら注意を向けると呼吸が深まっていき、自然と筋肉がゆるんでその「つらい~やめたい~」と嘆く弱い心を乗り越えていくことができます。

力みではなく、集中によって『弱い心を乗り越えることができる』というところがアーサナの醍醐味だと思います。日常で苦手だったことが平気になっていたり、動揺しないで物事に取り組めるようになったりします。

 

アーサナのポーズは苦しいという心を逃さないんです。つまり、苦しみと真正面から向き合う場を自ら意識的に作ることになります。子育ても逃げることはできません。子どもは私たちの都合何て知りませんし、間髪入れずに欲求を訴えてきます。アーサナと同じで私たちは正面から向き合わざる得ない状況を子どもに与えてもらっているのですね。

 

これって、心の面から見たら苦しみです。でも、ヨーガの面から見たら非常にラッキーです。苦しいという心を乗り越えるのにはタパスと呼ばれる熱が必要だからです。

 

その熱は、文句を言わず、嘆かずきちんと自分の役割と向き合うことによって生じます。私の場合、子どもが何を感じているのか、何を欲しているのかに集中していくと、「私の〜がしたいのにできない!」という思いは小さくなって子育てを楽しめるようになってきました。そういう密な日常のヨーガの実践はなかなか望んでもできません。私たち母親は非常にラッキーです(時々忘れそうになる自分に言い聞かせています笑)。

純粋な喜びそのものに近づくチャ〜ンス♡

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